第61代斎王代
第61代斎王代には西村和香(わか)さん(26)が就く。
母和美さん(53)も1980年に第25代斎王代を務めており、5組目の親子2代の斎王代となった。
さらに、なんと母の和美さんは3姉妹で、2人の妹も84年(29代)と90年(35代)の斎王代という葵祭の申し子ファミリー。
小さい頃から母や叔母の葵祭の写真などを見、話を聞き、育ったことは想像され、斎王代として生まれてきたと言っても過言ではないだろう。
斎王代は、平安時代に下鴨、上賀茂両神社に仕えた内親王「斎王」に倣い、1956(昭和31)年に「斎王代」として再興された。
和香さんは、京都ノートルダム女子大卒。現在江戸時代前期から続く京漆器の老舗「象彦」も広報担当で、同社を経営する父母をサポートしている。
京都寺町にある同店は、美術品から生活漆器、結婚の祝い品おなど様々に取り扱う。