5月1日 足汰式 あしぞろえしき
この神事は、5月5日に行われる賀茂競馬(かもくらべうま)の予行演習で、出場する馬足の優劣を見定め、取り組みなどが決められる。
葵祭というと斎王代の雅やかな行列にスポットが当たるが、神事では勇壮な競馬が主で、葵祭の行列に並ぶ先頭集団は乗尻などその役にあたっているものたちである。
路頭の儀を念頭に5日の賀茂競馬を観覧されると、葵祭の見方が変わる。
馬場には、競馬のための桜と楓が植わっている。
「馬だしの桜」「鞭打ちの桜」「勝負の楓」
残念なことに「馬だしの桜」は、折れてしまい、今は若木が植栽されている。
大きく枝を伸ばし、山桜の花を開かせるのは何年先だろう。