葵使が駿府へ

三つ葉葵の徳川、静岡駿府城へ
双葉葵の賀茂別雷神社から

上賀茂神社で2017年3月26日、葵使が出発した。

葵使(あおいつかい)とは、上賀茂神社に貯蔵されていた古文書(賀茂別雷神社社史)によると
安土桃山時代末期、慶長五年(1600年)徳川家康が賀茂社を参拝。その後江戸時代に入り1610年から大政奉還される1867年まで家康公の命により毎年春になると、上賀茂神社の境内に自生している「二葉葵」が静岡・駿府城へ献上されていた。
その役目を持つ者のことを「葵使」という。

長らく途絶えていたが、2008年には約140年ぶりに葵使が復活された。
上賀茂神社、NPO法人葵プロジェクトが中心となり、京都静岡県人会、地元の小学生、NTT西日本が協力して、毎年葵使の再現を行っている。

 葵使は、受け取ったフタバアオイを静岡に運び、4月1日に駿府城公園(静岡市)を中心にで行われる第61回「静岡まつり」の葵使歓迎式などで受け渡された後、葵小学校で栽培。5月の葵祭で使われる。